しあわせなおわり

久々にはてなブログを読んでいて、若手俳優おたくのかばんの中身、という記事がすごく面白かった。やりたい。また今度やります。

みんな通帳とか手帳とか持って歩いてるのか。プロ…


標題の件、普段DDをやっているんですが、この度DDやってた方の推しくんから卒業しました。卒業というか、推しではなくなった。好きな俳優さんになりました。その人が出てるものは全て知ってたい!みたい!ではなく、あー出てるね、うんうん好きだなーみたいな感覚で応援する。うん。菅田将暉とか間宮祥太朗と私の中で同じポジションになりました。

DDって肯定派と否定派で割れると思うんだけど、ゆる推しくんは若手俳優を楽しく応援する精心安定剤なので否定派の人は見逃してください。

いや〜早かったけど個人的には濃かった!楽しかったし、苦しかった。リアコとかでなく客層の違いみたいなところで。

というのも、そもそも私は若手俳優のオタクで、原作厨という立場で2.5を観る機会があまりなかったのですが、3年前に大大大好きな大大大好きな漫画の舞台化が決まり、その大大大好きなキャラクター(表記Aくんとします)を演じるということでその俳優を知ったわけです。

私は新人俳優、みたいなのが基本的にあんまり好きじゃなくて、あと弱小事務所の俳優っていうのが売り方的に苦手でうわ…って思いながらも大好きな作品だから観に行ったんだけど、推しくんはすごくAくんにぴったりで、ビジュアルも演技もすごく良くて、手のひら返しですぐ推しくんのライブに行きました。くるーって。

そう、推しくんは地下ドルだったのです。

地下の現場、最初超辛かった。多分みんな10代、バチバチのリアコ勢、狭い会場、というか飲み屋?運営タメ口、事務所は黒い、ともう某大手事務所の手厚いサービスのもとぬくぬくと俳優を応援していたオタクは、心折られまくってのライブ鑑賞でした。

歌下手かよダンス下手かよ、某大手事務所のクオリティに慣れまくってたぬるま湯のオタクは衝撃を受けました。

ライブが終わってチェキ会、チェキ会というものも初めてだった。本推しは触れ合う機会とか0に近い、年に1回会話(一方的に)できるかどうかみたいな俳優なのでチェキ会とかそんなもの参加したことなかったんです。

結果、すごかった。舞台上の俳優からファンサを受けることはあっても、隣に並んでこんなに長くお話したり文字通り触れ合うことがなかったのです。

推しくんの完璧な接待の前にデブスは死にたくなった。チェキは初回無料で、その後1枚500円なの。その後値上がったけどすげー安いな。事務所というか推しくん給料大丈夫かなあ。

チェキがあると知った時、推しくんの名前+チェキでぐるぐるしたらすげーチェキばっかりでやべぇ界隈だなって思った。自分の欲求に忠実だった。実際みたらほんとに地下はやばかった。みんな素面でできてるからすごい。

余談ですが私は笑顔が売りなのに目が死んでる俳優の、顔ファンになることがとても多いので彼の接待を見ている時、笑顔が固定で張り付いてる感じだったのであーすき!って思いました。

で、チェキを撮り、推しくんが演じていたキャラクターが最高だったことをお伝えして、歌とかダンスとかどうでもいいか、アイドルだもんな!キラキラであればいいか!と、ころっとその推しくんを応援しようと決めました。

さらに余談ですが、私は推しくんには認知されておらず、推しくんの出てる公演は各3回ぐらい、接触もたまに、程度のDDファンをやっており、たまに接触がある時は毎回名前を聞かれるので、こういう営業かけてんだなーと感心しました。我ながらきもいけど毎回違う名前で答えてた。地下の営業は自分が使うわけではないのによくできてるなぁと感心する。

初めてのチェキからその後3年、彼らの下手くそな歌とダンスにも楽しめるようになってきて、恥ずかしげなくコールもできるようになり、チェキにもなれ…推しくんも嬉しいことにすごく人気が出て、色んなところで顔を見るようになり、普通に推していて楽しかったので、今後も応援していくんだろうなあと何となく思っていた矢先、件の大大大好きな原作舞台のDVD発売イベントに当選しました。

そして、私はこのイベントを持って推しくんあがりました。

イベントが嫌だったとかではなく、単純に満足してしまったのであがりました。DDのゆるオタでは推しとは言えないのかもしれないけど、彼のAくんを見れてすごく幸福で、イベント終わりに唐突に「あ、あがろう。」という気持ちになりました。

イベントはとっても楽しかったです。

初演当時はなんか稽古場のギスギス感が伝わってきて推しくんとキャストのトークショーが辛かったんですけど、3年経って和解したのか、本当に仲が良さそうでずっとニコニコしながら見れて本当に嬉しくて私もニコニコしていました。改めてこの作品が好き、この舞台が好きだなあと思って。キャストがキャラクターの衣装だったのも相まって幸せを噛み締めてたんです。

で、そのイベントは、DVDがよっぽど売れてないのかチェキが付いており…チェキが付くのは知っていたし、むしろそれ目当てみたいなところはあったんだけど、前日になって「Aくんとチェキとれるとかやばくない?」って緊張し始め、当日もど緊張の中でチェキを撮り…

その時「あ、私この役者さんのことは好きだけど、この役者さんのAくんが大好きだから、この先これ以上この役者さんのこと好きって思えるタイミングこないな」って原作厨側のオタクがよく言う真理に辿り着いたんです。

俳優厨だから自分の推しが言われたらめちゃくちゃキレるやつ。

私は原作のそのキャラクターのことがめちゃめちゃ好きで、好き過ぎて大学時代に遅咲きで急にオタクになったんですけど、Aくんにリアコだったんですけど、そのAくんにぴったりな推しくんが舞台上にあらわれたときは嬉しくて嬉しくて、Aくん生きとるやんと、推しくんが演じるAくんも原作のAくんと同じくらい大好きな存在になりました。

同時に推しくん=Aくんになっていた。

だから今回のイベントでAくん姿の推しくんとチェキをとったとき、本当に嬉しくて、動揺して、それと共に地下とか他の舞台に通ってた時に満たされなかったものが補われ、驚くほどあっさりと推しくんへの執着心がなくなったので、私は推しくんではなく推しくん演じるキャラクターが好きだったんだなあと気がついてしまった。

帰り道出来上がっていくチェキを見ながら、自分のデブスさ加減に嫌気がさしつつ、あの大好きなAくんと同じ世界線に立てているのだ…とアニメ絵のパネルとひたすら自撮りしてた学生の頃を思い出してしんみりしました。

私はリアコと言いながら、俳優オタク→漫画オタク経由であったこともあり、根本的には生きているものにしか興味がわかないので、いつか板紙のAくんじゃなくて動いて喋るAくんに会いたいな〜と思っていました。

それはVRでもなんでもよかった。アニメ化もしてるから声優も試したけどおじさんだったからちょっと違った。

その小さな夢が舞台化して推しくんが演じることで叶ってしまった今、リアコだった自分にも、推しくんにも、あげくAくんにも興味がなくなってしまった。

興味がなくなってしまったことが衝撃で不安で悲しくて、その後家についてちょっと泣いた。意味がわからん。とにかく自分の根底にあったものが揺らいでめちゃめちゃ不安な気持ちになったんだよ。

もともとDDだし、大して公演入ってるわけでもないのにね。何言ってんだろう。

でもこうやって降りれたことが、幸せな終わりだったなと今は思えます。 前の推しは、他のオタクにやんややられすぎて疲れきって降りたから、Aくんも推しくんも付随して出会った人もみんな好きなまま、綺麗な?楽しかった?思い出としてとっておけるのは良いことなはず。辛いこともたくさんあったけど、それより楽しいことの方が多かった。

推しくん、いや元推しくん、楽しい時間をありがとうございました。